VAPEの基礎知識

VAPE(ベイプ)とは

様々な香料を溶かしたリキッドと呼ばれる液体を電気で熱し、気化した水蒸気の煙を吸って香りを楽しむ機器の総称。煙を発することから電子タバコと呼ばれることもありますが、リキッドタイプの機器はVAPE(ベイプ)と呼ばれることが定着してきました。

主にアメリカや欧州を中心に流行っており、日本でも流行の兆しをみせています。人気テレビ番組、イッテQのQチューブでも何度か取り上げられています。

タバコの葉を使用したニコチン入りの電子タバコはこちら 電子タバコの基礎知識

VAPEの種類

お手軽なVAPE PEN

VAPE

細長いペンタイプのVAPE PEN。カスタマイズ性や性能の幅ではMODと呼ばれる機器に劣りますが、その分、間違いが起き難く初心者にオススメのVAPEです。

分解やメンテナンスも複雑なものではなく、パーツはすべて回すだけで脱着可能なネジ式です。リキッドの交換にはアトマイザーとコイルの洗浄が必要ですが、リキッドは混ざっても問題がないため、フレーバーを変えるときでもそのまま継ぎ足すことも多いです。

リキッドが混ざって新たな味の発見があったり、リキッド本来の味を楽しみたいときでもアトマイザー1回分ぐらい吸い終わればその前のリキッドの味はしなくなるので洗浄が面倒な人は継ぎ足しメインで使用されています。ただ、清潔さを保つために2~3回に1回は洗浄して吸い口も綺麗に洗うことをオススメします。

洗浄は水洗いで十分です。無水エタノールを使ったりと綺麗にする方法は多くありますが、普通にアトマイザーとコイルを水洗いして(吸口は洗剤使用)、ティッシュで拭きとるだけで使えます。乾いてないと上手く熱することができないので、拭きとるときはよく拭くようにして下さい。リキッドの香りは綺麗に取れませんが、そんなに気にする必要はないと思います。

強力なMOD

VAPE

MODとはModificationの略で、変更・改造といった意味になります。構造的にはVAPE PENと同じアトマイザーとコイル、バッテリーの3構造なんですが、単にMODというとバッテリー部分のBODYのみを指すこともあります。

バッテリーは電圧の調整ができるようになっており、また低抵抗値のコイルにも対応している(通常のバッテリーは安全性のため低抵抗値のコイルには対応していません)ため爆煙が可能です。ただし、電圧や抵抗値の設定を誤るとバッテリーに負荷が掛かり、危険性が増します。

最近はテクニカル(電子制御)の信頼性も増し、安全圏で使う分には特に大きな事故は聞かなくなりました。設定も特に難しいわけでもなく気軽に爆煙が楽しめるようになってきたのですが、VAPEで使われるバッテリーは通常のものとは異なり強力なものを使用するので、かなり強力なバッテリーを使用しているという意識だけは持っておきましょう。

4本のバッテリーを使って350W対応のMODとかあります。もう少しで電子レンジ並みとちょっと頭おかしいMODなんですが、1バッテリーのMODでも4本使えば350Wだせるバッテリーを使っているということです。1バッテリー、75Wでも十分強力です。

バッテリーは熱に弱いので、真夏の車内にVAPEを放置というのは止めましょう。また、ドリッパーと呼ばれるアトマイザーを使ってコイルに直接リキッドを落とす『直ドリ』は人体に害のあるホルムアルデヒドの形成を誘発すると思われます。

基本的には人体に害の少ないVAPEですが、まったくの無害ではないので注意して下さい。それでもタバコや間食のしすぎよりは体に良いように思います。

VAPE MODの基礎知識

VAPEの危険性

VAPEは原則ニコチン入りのリキッドは国内では販売されていないので、タバコの葉を使用する電子タバコよりも安全性は高くなります。ただし、国民生活センターの調べではニコチンが含まれないとされていた一部リキッドにニコチンが含まれていたと報告されています。

2010年の調査では具体的なリキッド名やメーカー名が公表されていたのですが、2015年の調査では具体名は非公表となっています。おそらくは社内検査されていないような安価なリキッドではないかと思われますが、注意が必要です。

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また、ホルムアルデヒドの検出も問題視されています。こちらは高温で加熱すると形成されることが判明しているので、使う側に注意が必要です。爆煙だからといって電圧を上げ、低抵抗値のコイルを使うといったような使い方はホルムアルデヒドの形成を誘発する恐れがあります。

リキッドに使われる主な成分はVG(植物性グリセリン)とPG(プロピレングリコール)、香料です。グリセリンは多くの医療関係で使われており、プロピレングリコールは喘息吸入器の主成分です。香料は勿論食用に使われるようなものなので、基本的には害のあるような成分は含まれていません。

体に対しては何も吸わないのが一番良いとしても、適正に使う分には重要な害はないと思われます。