ニコチン入り電子タバコの基礎知識

電子タバコとは

火をつけることなく電気でタバコの葉を熱し、発生した蒸気を吸引する電子機器の総称。蒸気を意味するVAPE(ベイプ)やVapor(ベイパー)とも呼ばれるものの、これらはニコチンを含まない液体(リキッド)を使用する機器を指し、タバコの葉を使用する機器はVAPEよりも電子タバコ(E-Cigarette)と呼ばれることが多いです。日本ではタバコの葉を使用するものを加熱式タバコ、リキッド式でニコチンのないVAPEを電子タバコと呼ぶことも多いです。

代表的な電子タバコ

JTの電子タバコ

Ploom(プルーム) ※販売終了

Ploom

「ベイパー(Vapor)でたばこの味・香りを楽しむ、全く新しいたばこのスタイル」としてJTより発売されたタバコの葉を使用する電子タバコ。タバコの葉が入った「たばこポッド」を電気で加熱し蒸気を発生させる仕組みで、「たばこポッド」はパイプたばことして認可されており日本国内で数少ないニコチン入りが認められた電子タバコです。

そのため、購入には20歳以上の年齢制限があり、カートリッジには税金が課せられています。取り扱い店舗もほとんど無い状態で、しばらく公式のオンライン販売のみでしたが原宿のcafe STUDIOでも取り扱いがあるようです。

電子タバコ Ploom 取扱店のご案内

本体3600円(税込)。同梱物はUSBチャージャーとスリーブで、コンセントから充電するにはACアダプタ668円(税込)が別途必要です。たばこポッドは12個入り480円(税込)。

Ploom TECH(プルーム テック)

Ploom TECH

2016年3月1日に販売されたJTの最新電子タバコ。公式のオンラインショップと福岡市内のコンビニで販売をしています。2017年6月より東京でも販売、2018年から全国展開していくようですが、Ploomとはカートリッジの互換性がないので注意です。Ploomは本体が販売終了となったのでPloom TECHに移行していくのだと思われます。こちらもタバコの葉を使用するニコチン入りの電子タバコで、購入には年齢制限があります。

電子タバコ Ploom TECH 取扱店

スターターキット4000円(税込み)。内容物はバッテリーにUSBチャージャーとACアダプタ、キャリーケースになります。カートリッジは別売りのたばこカプセルに同梱されています。たばこカプセルは5個入り480円(税込)。1カプセル50パフ(口)とのことなので、紙たばこ4本分ぐらい。5個入りなので紙タバコ20本分ですね。

iOOSはヒーターで直接タバコの葉を燻すのですが、Ploom TECHはカートリッジ内のリキッドが蒸気となりタバコカプセル内を通ることで煙を発生させます。仕組みとしては紙タバコよりVAPEに近いのですが、その分キック(喉越し)も軽く紙タバコと比べると違和感が大きいようです。


フィリップモリスの電子タバコ iQOS(アイコス)

iQOS

日本国内でのニコチン入り電子タバコは長らくPloomだけだったのですが、フィリップモリスからiQOSが発売されました。こちらはタバコの葉を直接加熱するタイプで、パイプたばことして認可されています。以前は名古屋市内のみで販売されていたのですが、現在全国販売されています。しかし公式オンラインショップでの販売は終了したようです。

電子タバコ iQOS店舗情報

全国販売のセット内容はiQOS ホルダー、iQOS ポケットチャージャー、ACアダプター、USBケーブル、クリーナーブラシで価格は9980円(税込)。カートリッジは20本入り460円(税込)となっています。本体がちょっと高いなーという印象です。

Ploom TECHとは異なり、紙タバコそのまんまなスティックをヒーターで直接燻します。煙や匂いが少ないと言われる電子タバコですが、紙タバコと異なり常時燃えているわけではなく、吸ったときだけ煙が出るので少なく感じるだけで煙も匂いもあります。

吸殻は先を塗らした紙タバコのような状態になり、火事の心配はいらないのですがそのままゴミ箱に捨てるというのは少しはばかれるように思います。ティッシュで包んで捨てたいですね。吸殻もクリーンと思われがちですが、ティッシュに包んでもポケットに入れるのは避けたい感じです。

iQOSの詳細とVAPEとの比較

電子タバコの構造

JTの電子タバコ

Ploomの構造 ※販売終了

Ploomの構造

左から吸口であるマウスピース、たばこポッド、バッテリーとなります。たばこポッドには本物のタバコの葉が入っています。1ポッドで大体10分~15分楽しめるようです。

たばこポッドは勿論のことながら、バッテリーもヘタってくるので消耗品になります。ただ、マウスピースは交換品が販売されているのですが、バッテリー単体の販売はないようなのでバッテリーがヘタると一式購入の必要がありそうです。

たばこポッドは様々な味が用意されており、マルチパックも販売されています。

たばこポッド

Ploom TECHの構造

Ploom TECHの構造

左からたばこカプセル、カートリッジ、バッテリーとなります。カートリッジにたばこカプセルを入れてからバッテリーと繋げます。カートリッジも使い捨てとなっており、たばこカプセルにカートリッジが同梱されています。シンプルな構造でバッテリー単体(1500円税込)の販売も行われています。

たばこカプセル

iQOS

iQOSの構造

左からヒートスティック(タバコの葉)、本体になります。本体にヒートスティックを挿して使用します。こちらもシンプルな構造ですね。ただバッテリーが弱ると単品販売は今のところないようなので買い直しになると思います。定価9980円と高いのがネックです。

電子タバコの危険性

電子タバコは本物のタバコの葉を使用するとはいえ紙タバコと比べると害は少ないです。iQOSでは一般的な紙タバコと比較して有害物質を90%減少したとしています。

そもそもタールとはなんなのか?

タールは有機物質の熱分解により発生する粘り気のある黒褐色の油状液体です。つまり、紙タバコではタバコの葉に含まれる有機物質が燃えることによってタールが発生しています。電子タバコは加熱であり燃焼ではなく、iQOSの加熱温度は300℃以下。Ploomも同様と思われます。紙タバコは最高900℃に達するとされ、この温度の差がタールの発生に大きな影響を与えています。

電子タバコはタールが発生しないとはいえないものの、一般的な紙タバコと比較すると90%減。電子タバコにはタールの表示義務がないので記載はされていないのですが、信頼性の高い数字ではないかと思います。

ニコチンはどうなの?

ニコチンも電子タバコには表示義務がありません。そのため正確な数字はわからないのですが、iQOSとPloom TECHを比較するとiQOSの方が重く感じるようです。Ploom TECHは軽くて物足りないといった意見も多く散見されました。ニコチンも有害物質なので軽い方が健康には良いのでしょうが、紙タバコの代わりにと考えると現在吸っている紙タバコのニコチン量を踏まえて選択されると良いと思います。

電子タバコの吸い方

電子タバコは火を点けるのではなく、電気でたばこポッドを熱します。Ploom TECHは吸い込むと自動で反応して加熱してくれるため、そのまま吸うだけで大丈夫です。iQOSはボタンを押して加熱し、加熱が完了したら14口か6分間吸えるようになります。

ふかし吸い

電子タバコは基本的に「ふかし吸い」です。葉巻やパイプでは煙は肺に入れません。Ploomなどタバコの葉を使用する電子タバコはパイプたばことして認可されていることからもわかるように、ふかし吸いが基本になります。葉巻のようにふかして口と鼻で香りを楽しみます。

肺喫煙

紙タバコのように肺に入れて喫煙する方法です。Ploom TECH、iQOSともに葉巻ほど強くはないようですが、試しに軽く肺喫煙をして確かめてみることをオススメします。特にiQOSはレギュラー、バランスと異なる種類が用意されており、Ploom TECHよりもニコチンが重く感じられるようです。ただ、電子タバコは紙タバコよりは害が少ないとはいえ、ニコチンも有害物質なので蒸気を直接肺に入れるのは体にも悪影響が強いことは覚悟しておきましょう。

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