タバコサイズで人気の小型VAPE。電子タバコVAPE.netで取り扱っているX-TC-2とEMILI、MALLEを比較してみました。タバコサイズのVAPEは他にも色々とあるのですが、コイルなど消耗品の入手のしやすさを考えるとX-TCシリーズ、EMILI、MALLEがオススメです。

MALLEは日本に入ってきて日が浅いので、今後どうなるのかまだ不透明なところはありますが、それなりに人気を博しているようなのでしばらくは大丈夫だと思います。

X-TC-2 / EMILI / MALLE を比較した結果

・サイズ感ならX-TC-2
・EMILIはメンソール不可
・MALLEはでかい。ジュルり
・EMILIやMALLEのサイズならNANO Y1で良くない?

サイズ感ならX-TC-2

X-TC/EMILI/MALLEサイズ比較
左からX-TC / EMILI / MALLE / NANO Y1 / AIO

並べて比較するとやはりX-TC-2が抜けて小さいです。EMILIとMALLEはほとんど同サイズ。ノギスで測るとX-TCがEMILIやMALLEと比べて約15mmほど小さく、MALLEはEMILIより0.9mm大きかったです。

タバコサイズのVAPEは小型なだけにバッテリー容量が小さく、PCCケースと呼ばれる充電ケースに収納しながら使うのでPCCケースのサイズも比較してみました。

X-TC/EMILI/MALLE PCCサイズ比較
左からX-TC / EMILI / MALLE

PCCケースで比較してもX-TC-2が抜けて小さいですね。逆にMALLEが抜けて大きい結果となりました。PCCケースのバッテリー容量はX-TC-2 1200mAh、EMILI 1300mAh、MALLE 2250mAhとMALLEが抜けて多いのでしょうがないといえばしょうがないですが、これだけ大きいと携帯性は悪いなーと思います。

デスクに置いて使うのであれば問題ないと思うのですが、ことタバコサイズのVAPEに関してはサイズがすべてだと思っています。ミストにしても味にしてもタバコサイズのVAPEはいわゆる爆煙タイプのVAPEにはかないません。味を出すためのミスト量が絶対的に足りないんですよね。

ボトムエアフローに狭いチャンバー、エアも絞ってとできる限りの工夫は各VAPEともしているのですが、そもそものミスト量が足りないので爆煙タイプに負けてしまうんです。数の暴力ですね。ちょっとやそっとの工夫はミスト量で押し切られます。

なので、デスクに置いて使うような使い方だと小型VAPEのNANO Y1やAIOでイイんじゃないかと思うんです。いっそのことPICOでも良いように思います。

味でもミストでも負ける。それでもタバコサイズのVAPEを選ぶ理由は何かというと、やっぱりサイズではないかと思います。だからこそタバコサイズのVAPEは小ささこそが正義だと思うんです。小ささにメリットや魅力を感じないのであれば、タバコサイズのVAPEを選ぶ理由がないと思うんですよね。

X-TC-2の利点

サイズ感を除くと、X-TC-2はPCCケースのバッテリー残量が%でデジタル表示されるのは非常に便利です。EMILIは残量表示なし、MALLEは点滅回数でわかるようになってはいるのですがパッと見ではわかりません。やはり%でハッキリと表示されるわかりやすさは抜けています。

X-TC-2
X-TC-2のデジタル表示。X-TCシリーズは1/2/3ともにPCCケースのバッテリー残量はデジタル表示される。

MALLE
EMILIはバッテリー残量表示なし。MALLEはLEDの点滅回数で残量がわかるようになっているものの、わかりにくい。

もう一つ、最大の利点がアトマイザー交換式です。X-TC-2はコイルを交換するときにコイルだけではなくアトマイザーをそのまま交換します。これはかなり大きな利点で、リキッドの味を変えようとすると普通はタンクやコイルを洗って乾燥させてから次のリキッドを入れます。

だんだんと面倒になってきて上から継ぎ足して『そのうち味が変わるだろ』という感じで使うようになるものではありますが、タバコサイズのVAPEはタンク容量も小さいので味がクリアに変わるまでにタンク半分以上ぐらい掛かったりします。リキッドが減るとまた継ぎ足してとなるので面倒なんですよね。

かといって洗うのもタバコサイズだと難しいです。洗うのは簡単なんですが乾燥させるのが面倒です。通常サイズのVAPEだとティッシュでタンク内の水分を拭き取れるのですが、タバコサイズだとコヨリにしても拭き取るのは難しいので自然乾燥を待つしかありません。

その点、タンクごと交換できるX-TCシリーズは交換用のアトマイザーに次のフレーバーのリキッドをセットすればすぐに新しいフレーバーを楽しめます。X-TC-2の交換用アトマイザーは5個セットで1600円税込みで販売しているので、洗う手間等を考えるとアトマイザーを買ってリキッドごとにアトマイザーを使い分ける方が便利だと思います。

X-TC-2
X-TC-2はアトマイザーごと交換する。リキッドの交換もメンテナンスもラク。

X-TC-2の不満点

サイズ感で他を圧倒するX-TC-2ですが、不満点もあります。それは取り出しの難しさです。PCCケースからVAPEを取り出すのが少し難しいんですよね。吸い口側に凹みがあるのでそこに指を入れてかき出すのですが、爪を切った直後とかだと取り出すのに苦労すると思います。

X-TC-2
X-TC-2は吸い口に指を引っ掛けて取り出すのが少し難しい。

このあたり、EMILIやMALLEは対策されていて取り出すのは簡単です。EMILIは『Press』ボタンを押すと土台が少し浮いて取り出しやすくなります。構造上、Pressボタン側はあまり浮かないですが、VAPEも大きいので指に掛かりやすく取り難くはありません。

EMILI
EMILIはPressボタンを押すと少し浮く。ただ、この仕組みが少し貧弱な感じですぐ壊れそうな感もある。

MALLEはフタの開閉と連動して土台が浮くようになっています。作りもシッカリしていて好印象です。

MALLE
MALLEはフタと連動して浮く仕組み。EMILIと違って作りも良い。

X-TC-2はリキッドを入れるのも少し難しかったりするんですが、KAMIKAZEやBI-SOのようなよくあるユニコーンボトルのリキッドであればそれほど苦労はしません。

真ん中の筒に押し付ける感じで入れれば特に問題なく入ります。粘度が高いリキッドだとなかなか落ちていかないので少しずつ入れる必要がありますが、メンソール系のような粘度の低いリキッドだとすんなりと入ります。ニードルボトルも付けてはいるのですがユニコーンボトルだとそのままで大丈夫だと思います。

X-TC-2
真ん中の筒にリキッドの先を当てながら少しずつ入れる。

EMILIについて

X-TC-2やMALLEと比較したときに、EMILIの最大のメリットはボタン式ではないかと思います。X-TC-2もMALLEもともに吸気を感知するオートスイッチ式なので、ボタンを長押ししてミストを濃くということはできません。

ただ、正直このサイズにミストも味も求めないと思うんですよね。いくら長押ししたところで出るミスト量も味も知れています。小型VAPEのNANO Y1やAIOだと長押ししなくてもEMILIを余裕で上回ります。EMILIの長押しはあくまでもX-TC-2やMALLEと比較すればとなるのですが、増したところで知れているのでそれほどメリットには感じませんでした。

EMILI
EMILIのVAPEは通常のファイアボタン式。

それよりも不満点の方が目についてしまいました。まずは上記でも紹介したPCCケースのバッテリー残量がわからないこと。これはけっこう痛いですね。タバコサイズのVAPEはPCCケースに収納しながら使うのですが、そのPCCケースのバッテリー残量がわからないのであとどのぐらい充電できるのかわからないんですよね。

X-TC-2はデジタル表示、MALLEはわかり難いとはいえLED点滅と教えてくれるだけにEMILIの使い勝手の悪さが目立ちます。

次にPCCケースの厚みです。X-TC-2やMALLEと比べて実寸で約1.5mm厚いのですが、この厚みが意外と邪魔です。たったの1.5mmとは思うのですが、ズボンのポケットに入れると厚みがけっこう気になりました。

EMILI
手前からX-TC-2 / MALLE / EMILI。たったの1.5mm、されど1.5mmのEMILIの厚さ。ポケットに入れると意外と邪魔に。

最後に、EMILIは『メンソールが使えません』。これは人によっては致命的ですね。僕はメンソールが使えない時点で選択外になります。VAPEのメンソールはタバコのメンソールと異なりガムのようなメンソール感で、タバコのメンソールが嫌いでもVAPEのメンソールは好きという人は珍しくありません。

リキッドでもメンソール系は人気がかなり高いです。そのメンソールが使えないというのは致命的ではないかと思います。メンソールの耐久テストとしてハッカ油をEMILIとX-TC-2のアトマイザーにそれぞれ入れてみたのですが、EMILIは一晩でタンクにヒビが入ってしまいました。

ハッカ油をそのまま入れたのでリキッドのメンソールより何倍もキツいメンソールではあるのですが、一晩でヒビが入るとなるとメンソールには弱いプラスティックが使用されていると思って間違いないです。

EMILI
左側に細かいヒビ、中央から右に斜めのヒビ。ハッカ油を入れて一晩でヒビが入った。

X-TC-2のアトマイザーもプラスティックではありますがメンソールに強いPET系の素材を使用しています。こちらはハッカ油を入れて3日ほど経ちますが目視では劣化は確認できません。

X-TC-2
X-TC-2はとくに劣化は見られない。

MALLEについて

MALLEはその大きさを受け入れられるかどうかで評価が変わるように思います。個人的にはEMILIやMALLEのサイズ感であればNANO Y1やAIOでイイんじゃないかと思ってしまうのですが、MALLEはX-TC-2やEMILIと比較して大きくなっているだけにバッテリー容量も増しています。

とくにVAPEはEMILIとほぼ同サイズの割りにEMILIの100mAhに対し180mAhと倍近い容量。PCCケースも一番大きいとはいえX-TC-2 1200mAh、EMILI 1300mAhに対してMALLE 2250mAhとこちらも倍近い容量なので、大きさの割には大容量といって良いと思います。

サイズ感ではなくバッテリー容量を重視するならMALLEも良い選択肢と思います。タンクもガラスを使用しているのでメンソールの心配も要りません。

問題点としては、ジュルります。リキッドがジュルジュルとジュズることをジュルりといったりするんですが、VAPEの吸い口の形状が良くないようでミストを上手く吸い出すことができず、残ったミストが液体に戻ってジュルジュルとなります。このジュルりはけっこう不快なので、ちょっと痛いですね。

MALLE
吸い口が凹ではなく凸だったら良かったかも。ミストが跳ね返されて残留ミストになるようです。

フタがパタンと閉まるのも個人的にはマイナスです。フタはバネ式のようで一定まで下げると勝手に閉まるんですが、勢いがけっこう強くて閉まる音が大きいんですよね。X-TC-2やEMILIはスライド式で、こちらも開閉音はするのですがその倍ぐらい大きな音を立てて閉まります。

フタを持ちながら下ろすと問題ないのですが、毎回それをするのは面倒なのでもう少し静かに閉まってくれたらなーと思います。動画でもときおりパタンという大きな音が確認できると思います。

あとアトマイザーのコネクタ部分のパーツの接着強度がイマイチでした。ここの部分はキツめに嵌め込んでいるだけのようなので、先端に横の力が加わるとズレるので注意して下さい。

MALLE
先端側に横に力が加わると曲がる。

MALLE
コネクタ部のパーツが嵌め込み式なのが原因。

X-TC-2 / EMILI / MALLE を比較した結論

EMILIは選ぶ必要がないように思います。ミストや味はタバコサイズに求められるものではないので、タバコサイズにしてはミストも味もでるというのはそこまで大きなメリットには感じませんでした。

それよりもメンソールが使えない、PCCケースのバッテリー残量がわからないといったデメリットの方が大きく感じます。MALLEはその大きさを受け入れられるのであればバッテリー容量が大きいので良い選択肢と思うのですが、逆にバッテリー容量に魅力を感じなければMALLEでなくても良くなります。

また、MALLEはジュルりやすい問題があるので初心者にはどうかなーと思ったりもします。吸い口の樹脂部分を無理やり取り除けば改善するようですが、対処法含めてジュルりと付き合える経験者であれば良いと思うのですがMALLEが最初のVAPEだと不満に思うかも知れません。

ジュルりって本当に不快なんですよね。

トータルでやっぱり電子タバコVAPE.netが選ぶのはX-TC-2です。サイズ感とバッテリー残量の%表示にアトマイザー交換式。PCCケースから取り出しにくかったり人によってはリキッドが入れにくいとかありますが、リキッドの入れにくさはEMILIもMALLEも同様ですしデメリットよりメリットの方が上回っていると思います。

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